誤解が多いからこそ、ちゃんと知っておきたい!~オーガニックコスメのメリット・デメリット~
最近よく食事や美容品の宣伝で「オーガニック」という言葉を耳にするような気がしませんか?
実際、コスメ業界でもオーガニックのコスメと呼ばれるコスメが増えてきています。
そこで!今回はオーガニックコスメについてご紹介します。
オーガニックコスメとは?
実は、日本では「オーガニックコスメ」と名乗るために必要な規定などが存在しないので、天然由来の成分を使ったコスメと、無添加のコスメという成分や作り方が違う2種類のコスメのことをごちゃまぜにして「オーガニックコスメ」と認識されています。
〈天然成分を使用したオーガニックコスメ〉
天然成分を使ったコスメというのは、オリーブやアロエなどの自然界に存在する植物や海藻などの成分を使用しているコスメの事なのですが、こちらの「天然成分」にも特に規定がないので、各メーカーがそれぞれの基準で「天然成分」を決め、それを使用したコスメが「天然成分を使用したオーガニックコスメ」ということになっています。
〈無添加のオーガニックコスメ〉
無添加のコスメというのは石油などを原料とした人工添加物を使わず、“有機素材によってつくられた化粧品”で、お肌への刺激が少ないのが特徴です。「オーガニックコスメ」と聞いてイメージしやすいのはこちらの無添加コスメだと思いますので、ここでは”無添加のオーガニックコスメ”についてご紹介します。
〈オーガニックコスメの歴史〉
天然成分のみで作られたコスメは何千、何百年前から使用され、美容・医療植物により、人間の基礎的な治癒力を引き出し、美容にはたらきかける“自然療法”を採用してきました。
コスメの歴史は、古代エジプトまでさかのぼります。当時の化粧は医療と深く結びついており、美しくみせるためだけでなく、素肌の健康や肌トラブルを癒す薬の役割もしていました。
日本オーガニックコスメ協会によりますと、この『オーガニックコスメ』という名称は、日本発のもので、20世紀の大量生産大量消費の時代、石油原料でつくられた製品が世界中にあふれたなか、もう一度原点に戻ろうと見直されたのが、オーガニックコスメなのです。
オーガニックコスメを使うメリットとデメリット
メリット
石油原料が使われていない!
オーガニックコスメと呼ばれる“無添加コスメ”の最大の特徴は石油原料から作られた合成成分(合成防腐剤)や界面活性剤(水と油を混ぜ合わせる物質)を使わない、もしくは極力使わずに精製している点です。
石油原料の合成成分は安価で品質をより良くする反面、安全性の確認不足や即効性の刺激の強さで肌トラブルを起こす原因になることがあります。
合成成分ももちろん化学研究を重ねたものですので、普通に使用する分には基本的に問題は起こらないのですが、人工的な合成物質が肌にもたらす影響に不安がある方はオーガニックコスメが安心だと思います。
また、植物には肌の調子を整え、肌を健康的に美しくする成分がいくつも含まれています。それは植物が持つ本来の生命力であり、その力を発揮させるため、化学物質や合成物を極力使用していません。化学物質を使用していないので、肌への刺激が少ないことも肌に良い点といえます。
オーガニックコスメでは植物以外にも、肌にやさしい天然美容成分を多く使用しています。たとえばクレイは、ミネラルを多く含んだ粘度で、デトックス作用があります。またミツロウは蜂の巣から採れ、リップなどを固める天然ロウです。
しかし、肌への安全性については個人差もあります。植物・天然成分だからオーガニックコスメが絶対安全というわけではありません。使用する際は、ご自身の肌質や体質などを考えて、より自分に合うオーガニックコスメを選ぶことが大切です。
デメリット
そもそも「オーガニック」という定義が曖昧!
日本ではオ−ガニック原料がまだまだ少ないこと、また「オーガニックコスメ」の明確な基準がなく、現状では様々な成分を含んだ化粧品をメーカーが自由にオーガニックコスメと名乗ることが出来るようになっています。
石油系合成物質の代わりに植物系の合成界面活性剤を使用する場合もありますが、これはまだ製品の改良が不十分なのでそこを理解しておく必要があります。
オーガニックコスメを選ぶときの注意点
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かぶれやアレルギーを起こす場合があること。
植物にアレルギーを持つ人にとっては、植物由来成分が入っているコスメは痒みやかぶれの原因になってしまいます。
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管理方法や使用期限に気配りが必要なこと。
物によっては石油系合成防腐剤の代わりになる自然成分が使用されている場合もありますが、どちらにせよ使用期限は石油系合成成分が使用されているものに比べて短く、腐敗やカビの繁殖の危険性高いです。
特にファンデーションなどの肌に直接使うコスメは、オーガニックコスメでなくても長くて開封から6ヶ月が使用期限といわれていますので、防腐剤が入っていないファンデーションなどは特に使用期限や保存方法に気をつけなければなりません。
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成分にとらわれず、使用して実感すること。
合成成分には植物系、石油系、鉱物系などさまざまなものがあり、一概に合成成分が含まれているから駄目というわけではありません。昔から長年使用されてきた天然成分の中には、最近非常に危険なものと分かったものもたくさんあり、石油由来成分がすべて悪いわけではありません。
大切なのは自分にはどのようなスキンケアが合っているのかを理解し、選んでいくことが大切です。
どんな人に適しているのか
肌に優しい=オーガニックコスメという印象がありますが、肌質に個人差があるように、コスメの成分との相性は個人差があります。特にオーガニックコスメには植物由来の成分が使われている場合がほとんどなので、植物成分に負けないような肌の方におすすめです。
花粉症のように天然成分だからこそアレルギーを起こす方もいますので、全ての人に適してる、とはいえないのです。
言い換えれば、化学物質でアレルギーを起こす方にはオーガニックコスメは適しているといえます。
おすすめブランド
オーガニックコスメには、国産のものと欧州産のものとが有名です。日本の水や風土で育てられた植物でつくるオーガニックコスメは、日本人の体質に合うものといえるでしょうし、欧州の基準でつくられた世界中で販売されるものは、その安全性が使用した人数の数だけあります。
オラクル
北海道旭川の自社農園で製造、梱包まで行なう純国産ブランド。独自の美容理論から、強く美しい肌を引き出すコスメをつくっています。
HANA organic
日本生まれのオーガニック認証国際基準のもとに商品を精製しています。世界から厳選された天然100%のオーガニックコスメ。
ナチュラルグラッセ
日本生まれの天然ミネラルとオーガニック植物で、食べられそうなくらい優しい素材からつくった鮮やかなコスメです。
ウェリナ
生まれたての赤ちゃんが使えるということをコンセプトにしている、ハワイ州から原料を集めた厳選オーガニック植物原料のコスメです。
ロクシタン
フランスで誕生し、植物療法やアロマテラピーの考えを取り入れた、世界中で使用されているブランドです。
買取強化ブランド
- シャネル(CHANEL)
- スリー(THREE)
- クレド・ポー ・ボーテ(Clé de Peau Beauté)
- アディクション(ADDICTION)
- ジバンシィ(GIVENCHY)
- アルビオン(ALBION)
- コスメデコルテ(DECORTE)
- イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)
- 資生堂
- イプサ
- シュウ ウエムラ
- エスト(est)
- ジルスチュアート(JILL STUART)
- エレガンス(Elegance)
- トム フォード(Tom Ford)
- クラランス(CLARINS)
- ベアミネラル
- クリスチャン ディオール(Christian Dior)
- ヘレナ ルビンスタイン
- クリニーク(CLINIQUE)
- ポール & ジョー(PAUL & JOE)
- ロクシタン(L'OCCITANE)
- ポーラ(POLA)
- ゲラン(Guerlain)
- ランコム(LANCOME)
- エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)
- M·A·C
- ナーズ(NARS)
- SK-II